世界中が注目した米国大統領選挙。世界中に影響を与えることから、日本でもリアルタイムで報道されました。大統領選挙の前後で為替相場はどう動いたのでしょうか。また、これからどう動いていくのでしょうか。注目の大統領選挙を振り返ります。

世界に影響を与えた米国大統領選挙

世界で最も影響力のあるアメリカ大統領を決める選挙ということもあり、世界各国から注目されました。過激な発言が特徴的で反グローバリズムを唱えるドナルド・トランプ候補者と、前国務長官で保守的な政策を唱えるヒラリー・クリントン候補者。一部では二人とも嫌われているのでどちらが大統領になっても嫌だ、、なんて声もありました。女性への猥褻な言動が発覚したトランプ氏やメール問題が発覚したヒラリー氏、本当にいろいろな意味で注目されました。また、大統領選挙後の世界中に与える為替相場の影響についても非常に注目されました。

予想ではヒラリー候補勝利で円安ドル高!

ニューヨークタイムズなど多くのメディアではヒラリー・クリントン候補の支持率の高さをアピールしていましたが、投票日が近付いてくるにあたって、予想を反して除々にトランプ候補の支持率が高くなってきたこと、さらに、ヒラリー候補にFBIがメールの再捜査をすることが報じられるとで、市場はトランプ候補勝利を織り込み始めました。それまでは、ヒラリー候補勝利による米国株価の上昇、国内では円安ドル高に進み株価も上がると考えられていましたが、トランプ候補勝利のシナリオも出てきたため、リスク回避の動きとして円安ドル高に市場は動きました。元々、多くの投資情報では、ヒラリー・クリントン大統領であればリスクが低いためドル買い、ドナルド・トランプ大統領であればリスクが高いためドル売りと予想をしていました。

トランプ候補が勝利すればトランプショック!

トランプ大統領が誕生するとトランプショックが起きると、さまざまなニュースサイトで報道されていました。円は急騰し株価は暴落という悪夢です。これは、トランプ候補の政策があまりに不透明で世界情勢を変えるようなことする可能性があったためです。イギリスEU離脱問題の時のように、為替相場も大きく変動することが危惧されていました。実際、ブレクジットが現実となった際は、その日の日経平均株価は-1286円と2000年以降で最大の下げ幅となり、為替も一時99円台の円高となり為替市場が混乱しました。ブレクジットの件もあり、多くの投資家がトランプショックに対して敏感になっていました。

ドナルド・トランプ候補勝利!

皆さんご存知かと思いますが、投票結果はこちら。
僅差に世界中が盛り上がりました。
●米大統領選挙(アメリカ大統領選挙)2016:朝日新聞デジタル   (サイト)
ドナルドトランプ候補が大統領選に勝利したことで、一時的に株価が下がり、円高になりました。トランプ次期大統領はこれ以上のドル高を望ましいと思っていないことや、過激発言による政策から円高に進むと思われていたためです。しかし勝利後は、それまでと変わり、過激な発言を止め、中立的なコメントなどをすることになったこともあり市場は好感し株高円安へと動いています。11月18日には、約5ヶ月ぶりに110円台に突入しました。

今後の市場

大統領が変わることによる為替への影響は、毎回大統領選挙がおこなわれた年ではなく、翌年、翌々年に市場に大きく影響が表れる傾向があります。これは、大統領選挙年の翌年に正式に新大統領からの政策が打ち出され、その効果が表れるのが次の年あたりだからです。多くのエコノミストによると超円高時代が来る可能性が予測されていますが、こればかりは蓋を開けてみなければ分かりません。

しっかりと市場を注視しFXをする必要

大方の予想では円高になりますが、実際はどうなるか分かりません。トランプが勝利すると株下落、円高になると散々言われてきましたが、現時点では円安に市場は動いています。市場に絶対はありませんので、常に注視しながらFX取引をおこなっていくしかありません。最悪のケースのリスクを踏まえたうえで、日々のトレードをおこなっていきましょう。