自民党が政権を取り返して始まったアベノミクス、ここから円高から急激に大幅な円安になりました。
アベノミクスとは安倍総理大臣が日本の景気を回復させるために取った政策で過去にも世界にも事例が無い経済政策でした。
その新しい経済政策を始めただけで、なぜこんなにも円高から急激な大幅な円安になったのか?

背景には日銀の大幅な政策転換が有ります

通貨に関しては、どの国も政府が決めるのではなく中央銀行が独自に意思決定をして、中央銀行の政策で通貨の流通量を決めて金利を誘導してきました。
しかし政府が通貨の流通量を増やすことを決め、それを中央銀行である日銀に要求しました。
日銀は日銀の独立性を盾にその要求を拒否しましたが、政府が強行して日銀の総裁を更送して総裁を今の人に代えました。

アベノミクスとは、通貨の流通量を増やしデフレからインフレに変える経済政策で、インフレを抑え込む日銀の政策に反していたのです。

日銀は異次元緩和と呼ばれる大規模な金融緩和を開始

日本銀行は通貨の流通量を増やすために市場から大量の国債を買い始めました。
それによって国債価格は上昇して、国債の利回りが低下します。
この異次元緩和が副作用として、外国為替市場で円高状態から大幅な円安状態を引き起こすことになりました。

円安になった理由

日銀が国内にしか通貨を増やしていないのになぜ円が安くなったのか?それは低金利が原因です。
海外の通貨と円の金利の差が開いて、円の金利が低くなったから円を持つよりも他の通貨を持つ方が金利面で得になったので、海外では円を売って他の通貨を買う動きが広がりました。
さらにそれを見込んでヘッジファンドが円が下がり続けるならばと円を売りまくります。
こうして円は下げて、円の金利が上昇する気配がない以上、円を買う動きが出てこなくて円安が続いています。

政府及び日銀は円安を容認した為円安がさらに加速

マネーサプライの増加と更なる金利低下を求めて異次元緩和を求めた政府と日銀は、予想外の海外の反応に驚きました。
しかし、円安で輸出が増加すれば景気も良くなるし株価も上がるからと政府は円安を歓迎し、日銀は円安による輸入品の価格上昇が物価上昇をもたらすと円安を黙認しました。

アベノミクスで始まった円安は、政府も日銀もそれぞれの目標である景気回復と物価上昇率2%を達成の為に都合が良いですから、景気が回復してこない限り、このままずっと円安で居続けるでしょう。